大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査
画像強調内視鏡技術(IEE:Image Enhancement Endoscopy)-特殊光(BLI)- を用い、拡大併用内視鏡検査を行います。ポリープが見つかった場合は、その大きさ、形態、拡大内視鏡観察により切除可能か判断します。ポリープが10mm以内、茎がなく平らで、JNET分類*Type 2A以内であればcold polypectomyの対象となります。cold polypectomyによる治療は、小さな病変にしか行えませんが、遅発性の出血や穿孔がほぼない安全な治療と評価されています。これに対し、熱通電を用いたhot polypectomyは、遅発性の出血や穿孔のリスクがわずかながらあり、入院設備のある病院のみで行うことが好ましいと考えます。
*JNET分類:NBI/BLIを用いた拡大内視鏡による分類で、ポリープの血管パターンと表面パターンによりType 1,2A,2B,3と4つに分類する。異形性の度合い・悪性の度合いの目安となる。
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検査予約
大腸内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします。常用薬とりわけ抗凝固薬、抗血小板薬(血液をサラサラさせる薬剤)の内服の有無、麻酔薬アレルギーの有無に加え、緑内障、不整脈などの心臓疾患、糖尿病、腹部手術歴などがないか教えていただきます。男性の方は前立腺肥大がないかも確認させていただきます。検査前日の食事についてもご説明いたします。
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検査前々日
普段から便秘がちな方は、就寝前に下剤を服用してください。
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検査前日
精度の高い内視鏡検査を行うためには、大腸内を食物残渣のない状態にすることが極めて重要です。前日の食事については、以下のような注意事項があります。
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検査当日
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検査
検査着に着替え、内視鏡検査用ベッドに横になっていただきます。 鎮静剤と鎮痙剤(腸蠕動を抑える薬剤)を注射し、リラックスした状態で検査を受けていただきます。必要に応じ点滴も行います。
※検査時間:30~60分程度
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検査後
検査終了後はリカバリーベッドで、約45分ご休憩いただき、その後、医師より検査結果について説明があります。 鎮静剤を使用した場合、当日は終日、車などの運転、バイク、自転車、電動キックボードの使用はできません。年配の方の場合は、付き添い、お迎えの方の手配が必要です。
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